全国外壁塗装ガイドとは

この記事は約 分で読むことができます。

TOPメインの外壁塗装画像

大切な家族の生活を守ってくれる家。安全で快適に生活するために『家のメンテナンス』は、欠かせません。

家のメンテナンスやリフォームとなると、台所、風呂、トイレなどの屋内(水周り)に目が行きがちになりますが、何よりも重要なメンテナンスは家の外壁塗装です。

外壁塗装は遅くても10年に一度は行うのが一般的です。6年ごとに外壁塗装の塗り替えを推奨する声もあるほどです。

外壁の見た目に大きなひび割れ(クラック)や亀裂もないから外壁塗装工事は先送りにしようという考えは、絶対におすすめしません!

目に見えないダメージが致命的な被害に繋がることも十分考えられます。そうなってしまったら、余計な出費も増えてしまいますし、何より住む人の健康や安全が脅かされることになってしまいます。素人判断はとても危険なのです。

当サイトでは、『外壁塗装の必要性』、『外壁塗装に使われる塗料』や『寿命年数』、『見積もり』、『費用』、『支払方法』、『安心して依頼できる外壁塗装業者選びのポイント』など、業者選びに役立てていただける情報や、『全国の外壁塗装業者の口コミや評判』を調査してご紹介しています。

また、お住いの地域の外壁塗装の費用相場や、優良業者を無料で紹介してくれる便利なサービスも紹介しているので、外壁塗装を検討している方はご活用ください。

失敗しない外壁塗装工事をするためにも、いろいろな情報を集め、見積もりをしっかりとることをおすすめします。

外壁塗装は計画的に

外壁塗装は計画的にの画像

家の外壁は、雨風から身を守り家族が安全で快適に暮らすためには欠かせません。屋内をリフォームして、新しい大きなバスタブに浸かったり、最新のシステムキッチンを設置して料理をしたりするのも快適ですが、それは外壁がきちんとした状態に保たれていることが大前提です。

見た目が大丈夫そうという安易な判断で外壁塗装を先送りにしてしまう方以外にも、外壁塗装工事にかかる費用が高額だから後回しにしてしまうといった方もいるのではないでしょうか。

外壁塗装の予算は、高額な工事になり100万円を超えるケースも少なくありません。100万円ともなると確かに大きな出費です。

10年に一度の外壁塗装工事のために積み立てをしている方もいれば、そうでない方もいます。外壁塗装工事は安心・安全に暮らすためには必須なので、計画的に予算を確保するようにしましょう。

具体的な予算の算出方法や支払い方法などは、後ほどご説明します。

外壁塗装の必要性とチェックポイント

外壁塗装の必要性とチェックポイントの画像

冒頭でもお伝えしましたが、外壁の見た目に「大きなひび割れ(クラック)や亀裂がない」、「外壁の色が少し変化した」、「少し苔(コケ)が生えてきた」程度で、雨漏りもないから外壁塗装は先送りにするという方がいますが、例えば、苔(コケ)が生えてしまったというのは外壁塗装を行う時期の目安になります。

大きな変化や異常がなくても外壁塗装は10年毎には行うべきなのです。
※各メーカーの塗料の研究開発が進み、高性能な塗料も増えつつあるため、一概には言えませんが、少なくとも検査は行ったほうがいいでしょう。もちろん、塗料の性能が良くても、性能を発揮できるかどうかは職人の腕次第なので業者選びも重要です。

家の屋根や壁は、家が建った時から雨風や紫外線に常にさらされています。外壁塗装の目的は厳しい環境にさらされている家を守ることですが、その中でも特に『水』から守る役割が大きいです。

しかし、この水から守る防水効果も、施工から時間が経過するほど低下してしまうのです。

外壁塗装を施されたばかりの外壁は防水効果も高く、雨にもビクともしません。

外壁塗装の艶が失われ「ゆがむ」

防水効果が低下し始めたサインは、外壁塗装の艶がなくなった頃です。外壁塗装の際に塗料を選びますが、艶ありタイプの塗料と艶なしタイプの塗料があります。このとき艶なしの塗料を選んでもまったく艶が出ないわけではないので、サインに注意しましょう。

防水効果がある外壁は雨に濡れた後、天気が回復すれば自然と乾きますが、防水効果が低下していると外壁が水を弾きにくくなり、湿った状態から乾くまで時間がかかるようになります。

外壁が湿気を溜め込むようになると、外壁がゆがんでしまうこともあるのです。

外壁がゆがむとどうなるか。家そのものはもちろん、そこに住む家族やご自身の安全が脅かされることは容易に想像できるでしょう。

また、もともと艶なしの外壁塗料を使用する場合は心配いりませんが、本来艶ありの外壁塗料を艶なしにする場合は、添加物を混ぜて艶を消している場合が多くあり、そうすると外壁塗装を施した際に塗料の性質が落ちているケースがあるので、外壁塗装の塗料を選ぶ際はしっかり確認することをおすすめします。

「苔(コケ)」や「カビ」の汚れが目に付く

外壁塗装の防水効果が低下し、湿った状態が続くようになると、外壁に苔(コケ)やカビが発生しやすくなります。苔(コケ)やカビはブラシを使ったこすり洗いや、家庭用高圧洗浄機で掃除をすれば済むと勘違いされがちですが、単なる汚れではなく危険信号なのです。

防水効果が低下し、さらには耐久性も低下していると考えられるので、苔(コケ)やカビに気づいたら、そろそろ外壁塗装工事を行う時期と判断した方がいいでしょう。

外壁に「ひび」や「亀裂」が発生

外壁に「ひび」や「亀裂」が発生の画像

ひび割れについては、外壁の塗装表面部分のみならまだしも、外壁自体のひび割れは雨漏りが起きてしまうこともあるので深刻な問題となります。

外壁にひびが発生した場合、ひび割れた箇所から雨水が染み込み、外壁のみならず家の構造材である木材等の腐食にも繋がります。さらに亀裂まで発生してしまうと家の安全性が脅かされます。

外壁の深部にまで水が染み込むようになると家の内部から劣化してしまい、結果的に高額な雨漏り工事や断熱材補修工事、基礎工事など、総額500万円以上の大型工事になってしまうこともあります。

出費が多くなることも問題ですが、やはり何よりも安心・安全が脅かされないようにするためにも、素人判断はせずに10年に一度は外壁塗装工事を行うことを強くおすすめします。

「チョーキング現象」とは

おそらく、外壁を手で触るのが一番簡単で分かりやすい外壁の状態をチェックする方法です。外壁を触ったときに、手に外壁塗装と同じ色のチョークの粉のようなものが付いたことはありませんか?

手で触ったときや洋服やバッグが外壁に触れたときに、この外壁塗装と同じ色の粉が付くことを「チョーキング現象」と言います。

チョーキング現象が起きていると、外壁塗装が防水効果や耐久性を失っている状態ということがわかります。

「大きな被害が出る前に外壁塗装工事を行うべき」と、誰にでも簡単に判断できる確認方法ですので、ぜひ日常的にチェックしていただきたいと思います。

あなたのエリアの外壁塗装『相場』を教えます!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

※簡単入力であなたの地域の外壁塗装相場を知ることができます。

外壁用塗料で家の寿命が変わる?!

当サイトで、何度も10年に一度の外壁塗装工事を強くおすすめしている根拠は、外壁塗装で使用する塗料の性質、耐久年数によるものなので、外壁塗装工事では業者選びだけではなく、塗料選びも非常に重要なポイントと言えるのです。

外壁用塗料の耐用年数が違えば、必然と料金も変わります。ここからは、外壁塗装工事で使用する塗料についてお伝えします。

外壁塗料の種類

外壁塗料の種類の画像

外壁用塗料は『水性塗料』と『溶剤塗料』の2種類があります。一昔前までは、溶剤塗料の方が耐久性に優れていると言われていましたが、最近では水性塗料と溶剤塗料の耐久性や性能に大きな差はないと考えられています。

違いをあげるなら、溶剤のにおいの強さでしょう。溶剤塗料は有機溶剤(シンナー)を使用しているので、その強いにおいが気になる方は水性塗料をおすすめします。

外壁塗料の耐久年数と費用、メリット・デメリット

水性塗料と溶剤塗料の2種類に含まれるそれぞれの樹脂によって塗料の耐用年数が変わり、基本的には料金の安いものは耐用年数が短く、料金が高くなるほど耐用年数は長くなります。

重要なポイントとして、塗料の料金説明が1缶ごとの費用なのか、1回塗り、3回塗りでの費用なのかなど、業者によって表示が違うので注意しましょう。

また、外壁塗料の耐用年数はあくまでも目安です。JIS規格にはなっていますが、室内で人工の太陽を浴びせている環境での試験となり、雨風のない状態ですので、そのことも頭に入れておいてください。

アクリル
メリット 料金が手頃
デメリット 変色しやすく外壁塗装ではあまり使用されない
耐用年数 約8年~10年
一缶あたりの費用 5,000円~2万円
ウレタン
メリット 料金が手頃
デメリット 変色しやすく外壁塗装ではあまり使用されない
耐用年数 約8年~10年
一缶あたりの費用 5,000円~2万円
シリコン
メリット 商品数が多く品質と料金のバランスが良い
デメリット 各メーカーの性能に開きがある
耐用年数 約8年~10年
一缶あたりの費用 1万5,000円~4万円
光媒体
メリット 空気清浄効果、自浄効果があり長期間美観が期待できる
デメリット 各メーカーの性能に開きがある
耐用年数 約12年~15年
一缶あたりの費用 2万円~5万円
フッ素
メリット 汚れが付きにくく耐用性に優れている
デメリット 価格が高い
耐用年数 約12年~15年
一缶あたりの費用 4万円~10万円
無機ハイブリット(変性無機)
メリット 高耐用性で艶が続く
デメリット 価格が高い
耐用年数 約15年~20年
一缶あたりの費用 5万円~12万円

外壁塗装に使う塗料が違うだけで耐用年数に差が出ます。一般的に外壁塗装で多く使用されているのはシリコンです。

アクリルやウレタンは、外壁塗装を業者に依頼するのではなく、ご自身でDIYとして塗り替えを楽しみたい方に選ばれている印象があります。

ご自身で外壁塗装を楽しみたいという方でなければ、耐久年数の長い外壁塗料を選ぶことを強くおすすめします。

外壁塗料の種類も数多くあり、開発販売している会社によっても性能に幅がありますが、基本的には塗料の値段と耐用年数は比例すると覚えておいてください。

塗料1缶あたりの費用に差はありますし、家一軒となると1缶では塗装できないので、ついつい塗料の費用ばかりを気にしてしまうのもわかりますが、ここで考えなければいけないのは、目の前の塗料の費用ではなく塗料を抜いた外壁塗装工事の費用です。

外壁塗装工事をする際には人件費や足場費用もかかり、それらは外壁工事費用総額の3割以上を占める割合にもなります。

目先の費用にとらわれて安い塗料を選んでも、耐用年数が短ければまたすぐに外壁塗装工事を行わなければならなくなり、結果的に費用もさらにかかってしまうことになります。

長い目で見たときにどちらが得なのかをよく考えて比較してください。

塗料を選ぶ際に色見本も確認しよう

塗料を選ぶ際に色見本も確認しようの画像

外壁塗装工事を行う際、外壁の色も気になるところです。外壁塗装で色を変えれば、家の外観、印象もがらりと変わるため、その変化を楽しみにしている方も多いでしょう。

外壁塗装の色選びのポイントとしては、「好みだけで選ばない」という点です。好みの色だからという理由だけで選ぶと失敗のリスクが大きくなります。どんなに好きな色でも、家一軒の外壁塗装となるととても範囲が広くなるので、塗装後に後悔される方もいらっしゃいます。

近所の家々の雰囲気と比較し違和感はないか、街並みからかけ離れていないかも考えるといいでしょう。自分の家なので好みも大切ですが、周囲との調和も重要になります。外壁のみに目を向けず、屋根、門、ガレージ、庭の植物などのバランスも合わせて考えてみてください。

外壁の塗料を選ぶ際は、塗料によって色の質感、艶の有無も大きく違うので、色見本をみながらイメージすることをおすすめします。

悪徳業者に騙されない外壁塗装の費用相場と見積もりについて

外壁塗装を塗装業者に依頼する場合、外壁塗装の費用相場はどのくらいなのでしょうか。工事費用(家の外壁面積×外壁塗料、人件費)架設費用(足場代)その他(安全管理費等)の合計が外壁塗装工事の費用総額になります。

見積もりが高額になる場合は、外壁塗装面積が本来より大きくなっているケースも多いです。悪徳業者からの身を守るためにも外壁塗装面積を算出する方法と確認ポイントについてお伝えしますので、ぜひご参考ください。

その見積もり、外壁塗装の面積(大きさ)は適正ですか?

外壁塗装をする面積の算出方法は3つあります。

実際に計測する

外壁塗装工事をする実際の家の外壁面積を、外壁塗装業者がスケールやレーザーを利用して計測する方法。外壁塗装業者がこの方法によって算出した場合、皆さんが同じ方法で計測するのは素人であれば難しいと思います。

延べ床面積から計算する

家の述べ床面積(3階建てならすべての階の合計床面積)から計算することも可能です。「坪数は分かるけど述べ床面積は分からない」といった方も心配いりません。坪数に3.31をかけると述べ床面積値㎡になります。

check! 坪数×3.31=延べ床面積㎡
述べ床面積×係数(1.1~1.4)=外壁面積

上記の計算式の係数は、外壁の構造によって変わりますが一般的には1.2~1.3で計算されるといいでしょう。

図面から面積を計算する

この方法は、『平面図』、『立体図』、『かなばかり図』、などが必要になります。図面をもとにCADで算出されるので、図面から算出する方法は妥当性が高いと言えますが、この方法も実際の計測同様に一般の方には難しいので、述べ床面積から外壁面積を算出する方法で確認することをおすすめします。

以上3つの算出方法を紹介しましたが、よくわからないという方は、とにかく複数社見積もりをとって、見積書の塗装面積を見比べてみることをおすすめします。

塗料については、すでにお伝えしてあるのでそちらを参考に塗料の種類、色をご検討ください。塗料の費用単価については、1回塗り、3回塗り、1缶ごとなど費用の記載方法が異なるので、金額だけではなく記載されている費用の算出基準についてもきちんと確認しましょう。

足場費用0円に騙されるな!

足場費用0円に騙されるな!の画像

外壁塗装工事を行う際、必ず足場組や養生が必要となります。足場がないと塗装を安全に丁寧に行うことができませんし、足場を設置することで飛散防止ネットを張ることができるようになるので、近隣への配慮のためにも必要不可欠です。

随分前は、足場ではなく建物から吊るしたロープを支えに塗装する無足場工法もありましたが、落下事故が多く現在は見かけることはありません。

外壁塗装業者の中には、足場代は無料ですと謳っている業者もありますが、注意が必要です。

「少しでも安くなる」、「足場代が無料ならお得だ」と思われるでしょうが、足場代が0円になることは通常では考えられないのです。

足場を設置するには作業日数(時間)も人件費も、足場自体の費用も発生しますし、足場を設置する際は国家資格である足場の組立て等作業責任者の立会いが必要ですので、足場代が無料になるのは実際ありえない話なのです。

足場費用0円となっている場合、その他の項目が適正な金額より高くなっているはずなので甘い言葉に騙されないように注意してください。

また、外壁塗装工事の際の足場費用も自分で算出することができるので、ご参考ください。

まず、足場を設置する面積の足場架面積を出してから足場費用を算出します。

check! 足場架面積=(家の外周+8m)×高さ
足場費用=足場架面積×(足場費用/㎡+飛散ネット/㎡)

足場費用、飛散ネットはどのメーカーのものを使用するのか、見積もりを受け取る際にあわせて確認するといいでしょう。また、足場は外壁塗装業者から請け負った下請け業者が設置する場合もありますので、下請けの場合は足場業者が保険に加入しているかどうかもご確認ください。

外壁塗装工事費用の支払いについて

外壁塗装工事費用の支払いについての画像

外壁塗装工事費用の見積もりに納得し、いざ外壁塗装工事を行う際、費用の支払い時期についても気になると思います。工事費用は外壁塗装工事完了後に一括で支払いをするか、契約時に着手金として一部を支払い、残金は塗装完了後に支払うかのどちらかです。

全額前払いを要求したり、「工事着工前に全額支払うと見積もりより割引がある」といった甘い言葉で全額前払いを要求してくる業者には注意してください。

全額前払いをしたのに一向に外壁塗装工事が始まらないといった声や、工事を中断され連絡も取れなくなってしまい困っているという相談が独立行政法人国民生活センターに数多く入っています。

また、外壁塗装費用の支払いは現金払いだけではなくリフォームローンを利用できるケースもあります。

外壁塗装工事は行いたいが、見積もりの費用を目にしたら高額だったため悩んでしまった方は、外壁塗装工事を先延ばしにしてしまうのではなく、大切な家族を守ってくれる家に被害が出る前に、リフォームローンなどを活用して外壁塗装工事を行ったほうが、家族と家を守ることができますし、結果的に費用を低く抑えることができるでしょう。

複数社の相見積もりをとる

外壁塗装工事を検討している方、外壁塗装工事が必要かどうか悩まれている方は、まず外壁塗装業者に見積もりを依頼してみましょう。外壁塗装工事は100万円以上かかる場合もある大きな工事なので、見積もりをとったからといってすぐにその場で決断する必要はありません。

複数の外壁塗装業者から見積もりをとり、費用や内容、アフターフォロー、対応についてじっくり比較してから決めることをおすすめします。1社だけでは気づけない面も複数社比較することで見えてくることもあります。

当サイトでご紹介している一括見積もりなら手間もなく簡単に複数業者の見積もりをとり多くの外壁塗装工事の情報収集を行うことができますのでぜひご活用ください。