外壁塗装はDIYではなく業者に依頼したほうがいい理由

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DIYの画像

外壁塗装を考えている方のなかには、DIY(Do It Yourself)で外壁塗装を行おうと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。もともと趣味でDIYを楽しまれている方だけではなく、外壁塗装は費用が高額になることから、自分で外壁塗装をしようと考える方もいるようです。

正直なところ、外壁塗装をDIYですることはおすすめしません

今回は外壁塗装のDIYをおすすめしない理由について説明していきたいと思います。

転落事故などの危険性

外壁塗装は家全体の塗装を行うので高所での作業も多くなります。仮に平屋建てであったとしても、飛散ネットを張ったりするために足場を組みますが、高所からの転落事故が後を絶ちません。
転落して打撲程度で済むならまだ良いですが、2階建てだと高さが6〜7m、3階建てだと高さは10m以上になるため、外壁塗装は非常に危険が伴う作業になります。

また足場をレンタルすると費用がかかるため梯子で代用しようとする方もいますが、これは大変危険ですので絶対にやめるべきです。プロの外壁塗装業者であっても安全のため、集中して外壁塗装を行うために足場を組むわけですから、素人が梯子で外壁塗装を行うのは無謀すぎます。外壁塗装費用を安くするために外壁塗装をDIYして怪我をするなんて本末転倒です。

耐久年数が低い

外壁塗装を行う際は、ただ塗料を塗るだけではなく、外壁を高圧洗浄機を使って汚れや付着物を落とすところから始まります。この工程がしっかりしていないと下地も外壁塗料も外壁にしっかり密着せず、すぐに剥れてしまいます。

また、塗料を選ぶのも非常に難しい問題です。塗料の種類によって特徴、性質、耐久年数も変ってきます。プロの外壁塗装業者に依頼していれば、塗料のいろはを熟知しているので色味と料金のことだけ考えれば良いわけですが、DIYの場合はそうはいきません。

ホームセンターのDIYコーナーやネット通販でも手に入りやすい安価なアクリル塗料やウレタン塗料に手を出しがちですが、耐久年数がアクリル塗料は約3〜5年、ウレタン塗料は約5〜7年と短さが致命的です。家を紫外線や雨水などから守るために外壁塗装を行うのですが、耐久年数が短い=外的刺激などから家を守れないことになります。

ガーデニングの柵などであればアクリル塗料やウレタン塗料で十分ですし、耐久年数が短くてもさまざまな色に塗り替えて楽しむというメリットになりますが、家の外壁塗装の塗料としてはよく考える必要があります。

DIY費用が高額になる

外壁塗装をDIYで行うとなると、揃えなくてはならないものが出てきます。

一例ですが最低限でも高圧洗浄機、外壁塗料(下地も含む)、シーラー、下げ缶コーキング剤、コーキングガン、コーキングヘラ、バックアップ材、ビニールシート、養生用シート、マスキングテープ、刷毛(数本)、ローラー、バケツ、洗浄洗剤、サンドペーパー、皮スキ、テーププライマー、ヘルメット、安全帯などが必要になり、グレードによって幅がありますが、これだけで25万〜40万円程度になります。

また転落事故防止のために足場は業者にレンタル、設置を依頼する必要があり、外壁面積とレンタルする日数で足場代も変りますが25〜30万円程度になるでしょう。足場もホームセンターで購入してしまえばもっと安く費用を抑えられますが、足場の設置を安全に確実に行うためにはやはり業者に依頼するべきです。

完成度が低い

35坪の家の外壁塗装を外壁塗装業者に依頼した場合、塗装工事期間は平均2週間が目安になりますが、全ての外壁塗装工事の工程をDIYで自分一人で行うとなると3ヶ月は必要となるでしょう。仕事や家庭のことをしつつそれだけの長い期間をかけて外壁塗装するのは大変です。

そして、外壁塗装の完成度はどんなに器用な方でも残念ながらそう高いものにはならないでしょう。外壁塗装の塗料を熟知していないと色むらが出てしまいますし、防水など性能が劣ってしまいます。

外壁塗装は外壁塗装業者に依頼するべき

DIYで外壁塗装をおすすめしない理由についてお伝えしました。

危険な思いをしながら長期間かけてDIYで外壁塗装を行っても、耐久年数が短く、何度も繰り返すことになると考えると、果たして外壁塗装業者に依頼するのと結果的にどちらの方が安く済むでしょうか。

外壁塗装業者に依頼した場合、10年に一度のペースで外壁塗装を行えば良いですし、耐久年数が10年以上の塗料を選べば外壁塗装の間隔をもっと空けることも可能です。

DIYがお好きな方も増えてきていますが、外壁塗装はDIYではなくプロの外壁塗装業者に任せ、棚や椅子など、くつろぎの空間で使うアイテムをDIYしてはいかがでしょうか。