外壁塗装の資格で優良外壁塗装業者を選ぶ

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外壁塗装を行うなら、誰もが優良外壁塗装業者を選びたいと思うことでしょう。優良外壁塗装業者を選ぶポイントは、外壁塗装の
見積書の内容や、説明・提案時の対応を見ることが大事なポイントですが、外壁塗装業者に外壁塗装に関する資格取得者が在籍しているかどうかも重要なポイントになります。

外壁塗装は、外壁や屋根に外壁塗料を塗布するだけだから誰でもできると思ったら大間違いです。外壁塗装に関係する資格は、許可書ベースのものから難易度の高い国家資格まで多数あり、外壁塗装業者を選ぶ際は資格の有無を確認することで優良外壁塗装業者かどうかの判断基準のひとつとなるでしょう。

抑えたい塗装資格

外壁塗装は、資格を取得していなければ行えないわけではありません。資格は優良外壁塗装業者を選ぶ際の判断材料になりますが、資格なら種類を問わず何でも良いというわけではありません。

数多い資格の中でも抑えておきたい許可と資格に焦点を当てて解説します。

塗装工事許可

安心して外壁塗装を依頼できる業者の証にもなってる塗装工事許可は、都道府県知事許可と国土交通大臣許可の2種類があり、10年以上の塗装業実績がある塗装業者が要件を満たし、尚且つ5年更新になっているので、塗装工事許可を取得しているということは、安全で信頼できる優良外壁塗装業者の可能性が高いということが言えるでしょう。

塗装工事許可を取得するには ①経営業務の管理責任 ②誠実性 ③欠格要件 ④専任技術者 ⑤財産要件 の全ての要件を満たすことが必要です。

塗装技能士

塗装技能士は、塗装に関する知識と技術があることを保証している資格になります。国家資格になる特級塗装技能士・一級塗装技能士、都道府県知事の認定を受ける二級塗装技能士、三級塗装技能士の4段階に分かれます。

また資格ではありませんが塗装業経験15年もしくは一級塗装技能士取得後に実務1年以上で県知事の免許である塗装科・職業訓練指導員の受験資格が与えられます。塗装科・職業訓練指導員は職業訓練校で塗装技能士を教育する講師のことを指していて、一級塗装技能士の中でもレベルや難易度が高いと言えるでしょう。

技能検定についての詳しい検定試験内容等についてはJAVADA(中央職業能力開発協会)をお読みください。
https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/giken.html

塗装技能士受験資格

特級塗装技能士

管理者・監督者が結有すべき技能:一級合格後、実務経験5年以上

一級塗装技能士

上級者が有すべき技能:7年以上の実務経験または2級合格後実務経験2年以上3級合格後実務経験4年以上

二級塗装技能士

中級技能者が有すべき技能:実務経験2年以上または三級合格者

三級塗装技能士

初級技能者が有すべき技能:実務経験6ヶ月以上

階級が上がるほど資格の難易度も上がり、受験資格についても実務経験歴の長さが求められています。塗装技能士は三級から段階を追って受験し資格を取得することもできますが、実務経験を積んでいれば、実務経験の長さの条件はありますが特級塗装技能試験を受験することも可能です。

役立つ塗装資格種類

塗装工事許可・塗装技能士以外にも外壁塗装を行う際に取得してプラス評価になる資格は多くあります。

有機溶剤作業責任者

シンナー等の工事作業中に有機溶剤を扱う場合、安全に作業が行えるように指導する責任者。有機溶剤は取り扱いを間違えると大変危険なので、有機溶剤作業責任者の需要は非常に高くなっています。

有機溶剤作業責任者の取得難易度はさほど高くなく、2日間の技能講習会後の筆記試験に合格すれば取得できます。

受検資格 18歳以上

※工業高校に在籍している場合18歳未満でも受験可能

足場作業主任者

外壁塗装では足場を組みますが、その際に足場作業責任者を取得している職人もしくは作業員が必ず必要となり、不在の場合は足場を組むことができないことが労働安全衛生法第14条により定められています。

受検資格 満21歳以上で足場作業実務3年以上もしくは、満20歳以上で大学・高専・高校・中学において土木建築または造船に関する学科を選考後2年以上の足場作実務経験

外装劣化診断士

一般遮断法人住宅保全推進協会で実施されている。外壁の性能についての専門的な知識を習得し、一般住宅(3階建て以下)外壁のアドバイザーとして活動ができる。

受検資格 一級・二級建築士、木造建築士、一級・二級建築施工管理技士、インテリアコーディネーターの資格保有者 他実務経験5年以上(住宅関連事業の営業や、塗装業など)

資格だけで判断しない

上記でご紹介した以外にも、雨漏り診断士戸建住宅劣化診断士窯業サイディング塗装診断士外壁塗装マイスターなどありますが、やはり優良外壁塗装業者を選ぶ際のポイントとして資格を参考にするならば、塗装工事許可と国家資格に該当するレベルの塗装技能士ではないでしょうか。 許可や資格を取得をしていると安心感がありますが、資格だけで判断するのではなく、あくまでも判断材料のひとつとして活用していただくと良いでしょう。